社内データベースの更新自動化を実現!

課題
データの集計・加工などといった定型業務により担当者の工数が逼迫
解決策
ロボオペレータにて自動化
効果
複数の業務が自動化できたことにより、戦略や企画に割ける時間が大幅に増加
会社紹介

pksha technology

株式会社PKSHA Technology様は、日本の人工知能技術の研究開発・AIソリューション及びAI SaaSを提供している会社です。

担当者紹介

長谷川様

経営企画本部にて社内の幅広い業務における自動化・効率化を担当されているなかで、今回RPAに初挑戦。RPAを業務フローに組み込んだ業務効率化に成功。

導入前の課題は担当者の工数が逼迫

ロボオペレータ導入の背景を教えてください。

社内の総務部における業務効率化・自動化を推進する役割を任され、業務の棚卸しから着手したところ、データの集計・加工などといった定型業務が担当者の工数を逼迫している状況でした。

そのうちのいくつかだけでも自動化できないかと思い、グループ内のRPAツール「ロボオペレータ」を導入しました。

どのようなことを期待して、ロボオペレータを導入しましたか?

RPAはマウス・キーボードの操作を置き換えて業務を自動化できるけど、サイトの仕様変更などには対応できないだろうから、自動化できる業務はそんなに多くはないのではと最初は思っていました。

なので、定型業務の1つか2つ自動化できたらいいなと考えていたのが正直なところです。

トライアル期間で業務を1つ自動化

トライアル期間はどのように進んでいきましたか?

トライアル開始のタイミングで初回相談会・操作説明会があり、その際に自動化したい候補業務を複数挙げたところ、最も時間が掛かっていた業務を自動化できるとのことだったので、早速ロボットの作成を始めました。

コマンドの操作方法は操作説明会のときに教えていただいたので、業務手順をそのままコマンドに置き換えていくことでロボットの大枠は半日ほどで完成しました。

ー1日で最初のロボットが完成するのはすごく早いですね。

コマンドがシンプルなためスムーズに作成が進んだからだと思います。

実際に安定して運用していくためには様々なパターンを網羅的に対応させる必要があったので、何度か修正しながら運用できる状態まではもう数日掛かったと思います。

1か月かかっていた業務が自動化。1人/月の削減効果

最初に自動化した業務を教えてください。

社内DBにおける情報の紐づけ・更新業務を自動化しました。

業務頻度としては年に一度だけなのですが、もともとは1人の担当者が1か月かけていた程に膨大な量のデータの集計・加工作業が、そのまま自動化できたので1か月分の工数を削減することができました。

ロボオペレータを導入する以前に外部委託も選択肢として考えたのですが、量があまりにも膨大なため100万円近い金額の見積りだったので断念したという経緯もあったので、この業務が自動化できただけでも非常に効果は大きかったです。

トライアル期間終了後もロボットは増え続けている

その後もロボットは増えていますか?

順調に増えています。

1つ目のロボットが完成したタイミングで改めて業務の棚卸し・優先順位付けをしましたうえで1つずつ作成していきました。

他にはどんな業務を自動化しましたか?

いくつかありますが1番インパクトが大きそうなのは、社内稟議システムにおける必要情報が漏れていた際の差し戻し業務の自動化で、現在動作テストを進めています。
社内稟議システムにおける申請書の量は膨大な量があり、確認するだけでも相当の時間がかかるのですが、必要情報が漏れているケースが一定の割合であります。

ロボットに確認させることで業務の削減ができたのですね。

業務時間の削減はもちろんなのですが、人の目で確認する前にロボットで確認することで、差し戻しの連絡や理由の説明といったコミュニケーションを省けていること、また稟議そのものの迅速化にも大きな意味を感じています。

業務を自動化できたことで変化はありましたか?

この業務だけでなく自動化が進んだことで、データの集計・加工の後にある戦略や企画といった業務に時間を割けるようになったことがとても大きな変化です。

まだまだ自動化したい業務がある

今後の展望を教えてください。

まだまだ自動化ができそうな定型業務が残っているので、まずはそこを自動化していきたいです。
その先に創造的な業務に時間を割くという本来の目的があり、現時点ではまだ道半ばだと思っていますので、引き続き自動化できる部分はどんどん自動化を進めていきます。

本日はインタビューにご対応いただきありがとうございました!!